【Webサイトエンジニアが教える】おすすめのサーバーとその選び方

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みなさんこんにちは!

「Webサイトエンジニア」×「臨床検査技師」のハイブリットおじさんこと、ウエノです。

臨床検査技師を15年しながら独学でプログラミングを勉強し、Webサイトエンジニアとしてフリーランスで活動しています。

今回はおすすめのサーバーについて解説します。

サーバーとはWebサイトのデータを置く場所であり、これがないとWebサイトは公開できません。

みなさんがインターネットで検索をかけて各Webサイトをみますよね?

このときスマートフォンやパソコンからそのWebサイトのあるサーバーにアクセスして、Webサイトのデータを取得してデバイスに映し出しています。

ご存知でしたか?

実はインターネットとはこのような仕組みになっているのです。

ということで、Webサイトを公開するには「Webサイトのデータ(構成するプログラミングコード)」と「サーバー」の2つが必要です。

しかしいざWebサイトを制作して公開しようとしたとき、サーバー会社にはたくさんの種類がありどこを選んでいいのかわからないという状態に陥ると思います。

例えばこんな状態です。

困った表情のアイコン

サーバーってたくさんあるけど、どうやって選んだら良いんだろう。プロがおすすめするサーバーを知りたいな。ついでにサーバーって何なのかも詳しく説明してほしいな

そんなときに役立つ情報として、Webサイト制作に携わる僕がこのような疑問にお答えします。

Webサイトを公開する予定のある方は必見ですし、その予定はない方もITリテラシー向上のため一読をおすすめします。

みなさんがWebサイトについての知識を1つでも多く得てもられるように、知識をふんだんにバラ撒きますので、ぜひ最後まで見ていってください。

【おすすめのサーバー】ハイスペックで最も安定性の高い「Xserver」をおすすめします

結論として、おすすめするサーバーはXserver(エックスサーバー)です。

Xserverは安定性(トラブルの起きなさ)、処理速度、サポート体制など、どれも高水準で安心して利用できる、選んで間違いのないサーバーです。

Xserverは運営が開始されて18年以上経過しますが、ほぼトラブルなくこれまで運営されている実績がありますので、安定性のある老舗サーバーとして有名です。

ただ、他のサーバーより少し利用料金が高いですが。

とはいえ、こんな高水準なサーバーが月額1000円程度で借りられるなんて、正直安すぎです!

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ウエノ

どうしても「このサーバーを使いたい!」というのがなければ、断然Xserverを選ぶことをおすすめします。

「ドメインもサーバー契約中ずっと無料」という、とんでもないキャンペーンを実施していたりもするので、ご利用を検討する際はお見逃しなく。

あと細かいことかもしれませんがXserverは圧倒的に料金プランが少なく、たったの3プランしかありません。(今後増えるかもしれませんが)

選択の余地が少ないと考える人もいるかもしれませんが、シンプルで選びやすいので逆にこれが超親切です。

というのも他社でよくありがちな、料金プランを細かくスペックで分けて価格設定をしているところもありますが、大半の人はその違いを実感することはありませんし、正直意味不明かと。

結局、ユーザーはなんとなく凄そうだから契約みたいな。

このような無駄な選択肢を用意するくらいなら、1つずつのスペックをガッツリ差を出して、アクセス数が増えたら1つ上のプランに切り替えてくださいね、という方がユーザーは迷わなくて済みますので時間の節約にもなります。

このあたりの配慮がさすが老舗、といったところでしょう。

ちなみに当ウエノロジーブログもXserverにて運営しており、他のサーバーに乗り換えることもないでしょう。

なぜならこの「品質」と「安心」を、安すぎる価格で契約できてしまうからです。

また、サポート体制も充実しており、24時間365日迅速に対応してくれますので有事の時にもとても安心です。

さて、デメリットについてもお話しておきます。

デメリットとしては、例えば人気が出てきてアクセス数が一気に増えたとして、サーバーがその大量アクセスを捌ききれなくなりアクセスできないユーザーが発生していたとします。

そのためすぐに上位プランへの変更をしたいとなっても、即時ではなく月単位でないと変更出来ないという点です。

しかし、このようなケースは稀であり、現実的にはそうそう一気にアクセスが増えて締め出されるユーザーが発生することはないので、そんなに気にする必要はないでしょう。

いちおうデメリットとしてはこのくらいです。

おすすめについてわかったところで、次からはサーバーまわりの基礎を解説します。

まずは「そもそもサーバーって何ですか?」というところから入り、初心者でも知っておくべきサーバーまわりの基礎を1つ1つ解説していきますね。

【サーバーの基礎の解説】サーバーって何?

サーバーをわかりやすく解説すると、家を建てるとしたら土地が必要ですよね?

Webサイトを「家」とするならば、同じようにWeb上に「土地」が必要です。

その「土地」こそがサーバーです。

ついでにいうと住所は「ドメイン(サイトURL)」となります。

サーバーにWebサイトのデータを保存することで、いつでもどこからでもインターネットを介してWebサイトにアクセスすることができるようになります。

サーバーはWebサイトの制作の段階では必要ありませんが、いざ公開となったときには必要です。

サーバー会社から保存領域を借り、なおかつドメインを用意する必要があります。

ここで企業サイトを考えている方なら「サーバーって自社で用意するものじゃないの?」という疑問を持つかもしれません。

それについてお答えしておくと、世の中の大半は「レンタルサーバー」であり、自社で用意するケースは誰もが知る大企業くらいです。

レンタルサーバーというのはこれまで解説してきた、継続的に利用料金を支払いサーバー会社から保存領域をお借りして運用するサーバーをいいます。

なぜレンタルサーバーが主流なのか解説しますと、「サーバーを構築する高度な専門的知識が必要」、「サーバーとなる24時間365日稼働可能なハイスペックマシンが必要」、「世界に蔓延するコンピューターウイルスに対して毎日のように対策しなければならない」といった項目を低価格でクリアできるからです。

ですので、自社でサーバーを用意するとなるととんでもなくハードルが高く、手間やコストを加味すると実現できるのは大企業くらいなわけです。

そこで活躍するのがやはりレンタルサーバーです。

レンタルサーバーなら格安ですべてを一手に担ってくれますので、大半の個人サイト運営者や企業はレンタルサーバーで運用するのです。

レンタルサーバーって、なんて素晴らしいサービスなんでしょうか!こんな便利なサービスがあるからこそ、個人でもWebサイトを運営できるんですね。

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【サーバーの基礎の解説】ドメインって何?

次にサーバーにとって切っても切れない関係にある「ドメイン」について解説します。

繰り返しになりますがWebサイトは「家」、サーバーは「土地」、そしてドメインは「住所」です。

当ウエノロジーブログを例にとって解説すると、サイトURLは「https://uenology-blog.com」であり、この「uenology-blog.com」の部分をドメインといいます。

ドメインを契約する際は「uenology-blog」の部分は自由に設定でき、「.com」の部分は決まったものがあるのでその中から選ぶことになります。

こうして自分で設定したドメインを独自ドメインといい、あなただけの専用ドメインとなります。

独自ドメインの付け方として、鉄板は当ウエノロジーブログと同じようにサイト名とリンクしたものにすることです。

もし当サイトのURLが「https://uenology-blog.com」ではなく「https://abc-def.com」のようなまったく関連性のないURLだったらみなさんはどう思いますか?

かなり不信感を抱きますよね。

ユーザーに余計なところで負荷をかけないように、独自ドメインはセオリー通りサイト名とリンクしたものにしましょう。

【サーバーの基礎の解説】Webサイト公開までの流れ

次にサーバーまわりの基礎としてWebサイト公開までの流れを見ていきます。

いつもみなさんが見ているWebサイトが、どのような手順を踏んで公開に至っているのでしょうか。

そのあたりを解説していきます。

  1. Webサイト制作

    Webサイトの制作段階では、まだサーバーを契約する必要はありません。なぜなら制作はローカル(社内または個人パソコン)環境で行うためです。

    この段階では外部からアクセスされることはありませんので、様々なテストを行いながら制作を進めていきます。

    ちなみにこの工程の前に、Webサイトのターゲット設定やデザインをしっかりと詰めてから制作に移ります。

  2. サーバーとドメインの契約

    Webサイトが完成したら、インターネットで公開するためサーバーとドメインの契約を行います。

    サーバーとドメインを利用するにはこの2つの間で紐づけ作業が必要になりますが、サーバー会社でドメインを契約してしまえばこの作業はスキップできます。

    とはいえ、サーバー会社でドメインを契約する場合、そのサーバー会社と契約が続いている間はドメインは無料だったり格安で利用できるケースが多いのですが、他社サーバーに乗り換えると高い維持費を支払うことになります。

    サーバーの乗り換えないをしないと決めているなら非常に良いですが、乗り換える可能性がある場合は、ドメインを「お名前.com」などのドメイン専門会社で契約することをおすすめします。

    紐づけ作業を取るか、乗り換えの可能性を取るか、どちらか一方の選択となります。

    ちなみに紐づけ作業は、確認に日にちを置く必要があるため本当に上手くいっているのかどうかがわかりにくく、手間もかかるため、自前でやろうとしている人にはあまりおすすめはしません。

  3. データの移行

    サーバーとドメインの契約、必要ならば紐づけ作業が終わり「土地」と「住所」が確保できたら、制作したWebサイトのデータをサーバーに移行します。

    このまま自動的にWebサイトの公開となりますが、じつはまだ作業が残っていますので他者の目に触れるのはよろしくありません。

    そこでURL直打ちのみ有効という「インデックスしない」という設定にしておきましょう。

    ※検索でヒットするようになるまで1週間くらいかかり、ヒットしても何ページも後ろになるからいいよ、という場合は非公開設定にしないというのもアリです。

  4. 最終チェック

    ローカルで制作したWebサイトをサーバーに移行した際に、何かしらのミスがなかったか、本環境にした影響でエラーが起きていないかなどのチェックをします。

    設定のし忘れや表示崩れ、データ転送漏れなど、不備がないか全ページに渡ってチェックします。

    ここを面倒くさがると大変なことが起きることもあるので入念にチェックします。

    例えばお問い合わせページからメールを飛ばしたら、開発用に設定していたテキトーなアドレスに飛ぶようになっており、お客様からのお問い合わせが一切届かずクレームの電話が鳴るなど、知らない間に大惨事が起こっていたりもします。

    確認は大切です。

  5. 公開

    最終チェックに問題がなければ「インデックスしない」という設定をはずし、いよいよ公開です。

    公開直後はURLを入力しないとサイトに行けませんが、1週間ほどすると検索に引っかかるようになります。

    ただし、検索に引っかかっても探すのが大変なほど後ろのページになりますので、しばらくはどこか他のサイトやSNSからのリンクで飛んで来てもらうなり、QRコードを読み取ってもらうなり、URLの直打ちをしてもらうなどの対応が必要です。

    これは世に聞く「SEO」というシステムが絡んでくるためです。

    SEOについてや検索順位をあげるにためにはどうしたらいいのかは、次のブログで紹介していますので気になる方はどうぞ。

  6. Web

    Webサイトはただ作っただけでは顧客を獲得できません。顧客を呼び込むにはWebサイトの作り方にポイントがあります。そのポイントについて解説します。これからWebサイトを立ち上げようと考えている方は必見です。

【サーバーの基礎の解説】サーバーの選び方

当ウエノロジーブログでは「Xserver」をおすすめしていますが、サーバーの良し悪しはどう判断すれば良いのでしょうか。

みなさんにもその判断基準を持ってほしいのでそのあたりを解説しますね。

不思議なことに、表示速度はどこも「国内最速」を謳っており、ユーザーからすると実際にどこが1番速いのかはわかりません。

「じゃあウエノはわかるの?」といわれますと、正直僕にもわかりません。(えー)

いえいえ、わからないとは言ってもちゃんとそれには理由がありますよ。

その理由というのは、「表示速度はサーバーのマシンスペックも大切だけど、そのときのサーバー利用環境にも左右されるため一概にどこが最速とはいえない」ということです。

解説すると、まず表示速度には「サーバーのマシンスペック」と「回線状況」が大きく関わってきます。

「サーバーのマシンスペック」については想像がつくと思いますが、サーバーマシンがどれだけ高性能で高速処理が可能かということです。

比較しやすい指標でいうと、以下のものが挙げられます。※サーバー会社によっては非公開のものもあります。

  • CPU

    CPUはサーバーにおける演算処理を行う中枢で、人間でいえば「脳」のあたる部分です。

    見るべきポイントは「コア数」です。

    「コア数」は多いほど良く、その分だけ並列処理が可能になるため処理能力が上がります。

    主流は4コア~6コアあたりですが、Xserverはまさかの128コアです。

  • メモリ

    メモリはデータを一時的に記憶しておく装置で、容量が大きいほど処理能力が高くなります。

    主流は8GBあたりですが、Xserverはズバリ1024GBです。

  • ストレージ

    ストレージには大きく分けて2種類あり「HDD」と「SSD」があります。

    「HDD」は「SSD」より読み出し・書き出しが遅いですが保存容量が大きいのが特徴です。

    逆に「SSD」は「HDD」より読み出し・書き出しが速いですが保存容量が小さいのが特徴です。

    この2つを使い分けるハイブリッド方式というのもあり、Webデータなど送受信の機会が少ないデータは「HDD」に保存し、データベースなどの頻繁に送受信を行うデータは「SSD」に保存します。

    このような方式を採用するサーバー会社もありましたが、現在の主流はもっぱら「SSD」です。

マシンスペックにおいてダントツの性能を叩き出しているのはXserverです。2022年時点では世界トップクラスの性能を誇っています。

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ウエノ

次に「回線状況」についてですね。

まずレンタルサーバーの利用形態についてわからないと先に進めないので、先にそのあたりの解説をします。

一般的にレンタルサーバーといいますと「共用サーバー」という、1つのサーバーを複数の利用者で分割してレンタルする形態をいいます。

これに対して「専用サーバー」というものがあり、高額なプランですがサーバーを丸ごと借りれる形態をいい、他に利用者のいない専用サーバーとなります。

ここでの要点は「サーバーを一緒に使う他の利用者がいるかどうか」です。

何が問題かといいますと、同じサーバーを使用している他の利用者のサイトがアクセスを集めすぎてしまうと、回線の使用率が上がってしまうため、自分のサイトに来てくれるユーザーにも影響を及ぼしてしまうことです。

イメージ的には、自宅で1人でインターネットを使用しているときは問題ないが、家族が同じ時間にインターネットを使用すると回線が混み合って表示速度が遅くなる、といったケースです。

同じようなことが共用サーバーでも起きます。

また、1つのサーバーに大量の利用者がいたり、他の利用者がサーバーへの負荷が高い処理をさせたりしていると、サーバー全体として処理が遅くなります。

このように回線が混雑していたりサーバーに大きな負荷をかけてしまうと、表示速度に影響を及ぼすことがあるため、どんなにサーバーマシンのスペックが高くても場合によっては遅くなることがあり、一概にどのサーバーが速いとはいえないのです。

ちなみにやたら安いサーバーは、1つのサーバーを大量の利用者で使用して1人あたまの単価を抑えていることが多いため注意が必要です。

このあたりをバランス良く運用しているのもXserverかなと思います。

Xserverはその高いマシンスペックでたくさんのアクセス(同時アクセス)に対応できるようにするだけでなく、「Xアクセラレータ」などのシステムでさらに同時アクセス対応を強化しています。

通常、どのサーバーも同時アクセス数が契約中のサーバー利用料金プランの上限(ほとんどの会社が非公開)に達すると、サーバーへの負荷軽減策として入場しようとする新規ユーザーに対して「503 Service Unavailable」と表示し、強制的に接続を遮断します。

そうならないように大量のアクセスがあっても負荷を分散して処理できるように工夫を凝らし、安定した速度を提供しているのもXserverです。

とはいえ、とんでもない負荷がかかればXserverといえど他のサーバーより遅くなることもありますので、繰り返しになりますが一概にどこが最速かはいえません。

基本的にどこもまとまった月や年での契約ですが、ここでは比較するため月額換算して解説します。

例えば「ちょっとブログをはじめてみよう」など、とりあえずどんなものかお試しで運営してみたい場合というなら、無料~500円程度で良いでしょう。

ただし、無料は少し注意が必要です。

必ずそのサーバー会社の広告を入れなければならないなどの制約があったりしますので、それがサイトイメージを崩し、見に来てくれたユーザーに違和感や嫌悪感を持たせてしまうこともあります。

あくまで無料は「どんな風にWebサイトを立ち上げるのか、運営できるのかやってみたい」程度の場合にとどめておきましょう。

公開するなら少額でも有料のサーバーを契約することをおすすめします。

個人・ビジネス初期ならば、月額換算で500円~1000円程度からはじめるのが良いでしょう。

アクセス数やビジネスの規模が大きくなるに連れて上位プランや、専用サーバーへの移行を検討するのが無難ですね。

ちなみに長期であればあるほど契約金が割引されますので、確固たる意思があればお得です。

【結論】Webサイト制作者が教えるおすすめのサーバーは「Xserver」

なぜ僕がXserverをおすすめするのか、もうみなさんにもご理解いただけたかと思います。

Xserverは、

  • 老舗サーバー会社で有名であり、安定性(トラブルの起きなさ)が抜群
  • サーバーのマシンスペックが世界トップクラスで非常に性能が高い
  • 同時アクセスに強い
  • ドメイン無料サービスあり
  • 料金プランがシンプルでわかりやすく選びやすい
  • サポート体制も充実しており安心

だからです。

みなさんにも安心してサイト運営をしてほしい一心でXserverを僕はおすすめします。

ということで、Webサイト制作者が教えるおすすめのサーバーは「Xserver」でした。

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このブログがみなさまのお役に立てれば幸いです。

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございました。

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